16.冬のおしゃれ ~BBAが狙うべきはトラッドの香りです~

トラッドベースに、大人仕様のアレンジを加えて

 

いよいよ寒くなってきましたね。冬本番を前に、今回は冬のおしゃれについて書きたいと思います。

 

その前に、気持ちは早いですが、来年、2020年春夏の展示会に行って来たので、その模様を少しお伝えします。というのは、BBAが狙うべきヒントがたくさん詰まっていたから! トラッドをベースにしたもの、トラッドの香りのするものをモダンにアレンジ、他にも都会で着たい、行き過ぎないエスニックテイスト。そんなスタイルが、BBAが着るべきものだと再認識しました。

 

HYKE(ハイク)は、寺田倉庫(天王洲アイル)でショーを行いました。ストライプのスーパーロングなシャツワンピースの(すそ)にチュールを(のぞ)かせて、ウエストも同じ素材のシャツを巻きつけたようなデザインのウエストマークが、スタイルを良く見せてくれそうな予感。もう、これ絶対に欲しいです。来年のシャツワンピースは只者(ただもの)ではありませんね!

HYKE(ハイク)の只者ではないシャツワンピース。絶対欲しい!

Theory luxe(セオリーリュクス)の展示会で気になったのは、綺麗(きれい)なサックスブルーのトレンチコートに、グレーのトップスと淡いグリーンのパンツを合わせるなど、同じ淡いトーンで完成されたスタイル。一見ベーシックなトラッドアイテムのセットに見えますが、(えり)が大きくボタンの無いデザインで、春先にばさっと羽織りたい一味違う大人仕様のコートです。この春アップデートする価値はあるかもしれません。

Theory luxe(セオリーリュクス)で気になったトレンチコート。一見ベーシックなトラッドアイテムですが、絶妙なアップデートで目を惹きます。

TOMORROWLAND(トゥモローランド)の展示会でも、シンプルなトラッドをベースにモダンなアレンジ。白いシャツジャケットに、同じ素材の細身パンツをコーディネイトして、一味違う着こなしに。

TOMORROWLAND(トゥモローランド)。シンプルなトラッドをベースにモダンなアレンジ。

同じくTOMORROWLANDの展示会で、麻のカフタンドレスと軽いネックレス。休日にはこんなスタイルでヨガに行ったりと、リラックスしたいですね。

リラックスできそうな麻のカフタンドレスに、軽いネックレスを合わせて(TOMORROWLAND)。

 

最近のヘビロテスタイルを紹介します 冬のポイントもやっぱりトラッド!

 
 

さて、今私がほぼ週1~2回ヘビロテしているスタイルですが、やはりトラッドアイテムの新解釈がテーマなのかもしれません。シンプルなアイテムだけれども、ちょっとオーバーサイズとか、丈が長いとか。全体的に完璧なバランスを目指すのではなく、少しバランスを崩したほうが今の気分になれますよ。

 

今まで「太って見えるかも?」と手を出していなかったビックシルエットのケーブルニットも、INSCRIRE(アンスクリア)でネイビーを購入。すごく前に買ったRick Owens(リック・オウエンス)の柔らかい素材のグリーンロングスカートや、ブラックのスリムパンツ(下の写真・ヘビロテスタイルその2のユニクロです)に合わせると、身長158センチの私でもいけました(笑)。ブーツはPELLICO(ペリーコ)のショートブーツ。厚手タイツをはいて防寒も完璧です。

ヘビロテスタイルその1

もう一つのヘビロテアイテムは、この秋ブランドデビューしたCOGTHEBIGSMOKE(コグ ザ ビッグスモーク)のウールジャージスエット。ユニクロの黒のレギパン(レギンスパンツ)と、先の(とが)ったPELLICO(ペリーコ)のペタンコブーティ、最後にアクセントでユニクロとイネスのコラボカシミヤストール(5千円くらい)を巻いて。この冬のユニクロのレギパンは裏起毛でかなり暖かいです。これのアップデートをオススメします。

ヘビロテスタイルその2

 

おまけ 渋谷パルコがリニューアル。元渋カル少女には狂喜のラインナップ!

 
 

リニューアルした渋谷パルコに行ってきました。

新生パルコのクールな外観。改装前のパルコの看板はこんなところに。

1階のフロアには、“日本”をテーマにしたインテリアが目を惹くGUCCIをはじめ、LOEWEなど、今気になるラグジュアリーなブランドが気分を上げてくれます。上の階には大好きなCHINOのショップなど、ドメスティックブランドも充実。

GUCCIはいろんなところに和のエッセンスが。畳を使用した靴のディスプレイ(左下)や、試着室には鯉のペインティングが施されていました(右下)。

今回のリニューアルでは、服だけではなく、文化や食にも力が入っています。あの伝説のWAVEやunion record(disk union)など、元渋カル少女(渋谷カルチャー系女子)だった皆様には狂喜のラインナップ! カルト漫画『AKIRA』の展示は前売り券がなかなか買えないほどの人気だそう。

懐かしいレコード、ヴァイナル祭りのunion record。右は一夜限りで出現したGUCCIのカルーセル。

B1の迷路のような、どこか横丁のような飲食街も要チェック。ヴィーガン向けのラーメン屋さんや居酒屋まであります。新しい波をキャッチしたい方は是非!

ヴィーガンメニューも充実しています。これで、ヴィーガンのお友達が来日して「ラーメンが食べたい!」と言っても大丈夫。が、私は和牛丼をいただきました(笑)。

毎月第1・3水曜日更新

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地曳いく子(じびき・いくこ)プロフィール

地曳いく子(じびき・いくこ)
1959年生まれ。『non・no』をはじめ、『MORE』『SPUR』『Marisol』『eclat』『Oggi』『FRaU』『クロワッサン』などのファッション誌で30年以上のキャリアを誇るスタイリスト。著書に『50歳、おしゃれ元年』『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』『ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo&Don't』『ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK』『おしゃれも人生も映画から』『おしゃれ自由宣言!』など著書多数。槇村さとるさんとの動画連載「BBA(ババア)チャンネル byさとる×いく子」も好評配信中。http://gakugei.shueisha.co.jp/yomimono/bbach/01.html