21.服のお手入れ「三種の神器」 ~お財布にも、地球にも優しいお手入れ~

今こそ冬服お手入れ

 

暦の上ではもう春、けれどもまだまだ寒い日がある2月から3月、さんざん着てきた冬物のセーターやコートも、そろそろ薄汚れてくたびれた感じがしていませんか? クリーニングに出したいけれど、まだ寒い日がやってきそうだし、かといってそのまま着てしまうと着ている私までさらに()れた印象に……。そうでなくても疲れが抜けにくいお年頃の私たち、せめて、着るものぐらいはシャキっと清潔にしたいものですよね。

 

そこで、登場するのが「服のお手入れ三種の神器(じんぎ)」。好きな服を長く着倒したい私にとって、服のお手入れは大事です。毎日少しの手間をかけるだけで、クリーニングに出す回数も減り、お財布にも、地球にも優しい。良いものも、カジュアルなものも、長く着ることができるのです。というわけで、今回は服のお手入れについて書きたいと思います。

 

とりあえず、この3つさえあればOK

 

帰宅したら、まず、服をハンガーに掛けます。コートはもちろん、ニットもスカートやパンツなど、ボトムスも。当たり前のことのようですが、かなり大事。ハンガーに掛けながら、汚れやシワをチェックします。

服のお手入れ「三種の神器」。

1.洋服ブラシ
まず取り出すのは洋服ブラシです。コートやジャケットは肩や(えり)のあたりを念入りに、上から下に向かって、繊維に沿って、ホコリを追い出す気持ちでさっさとかけます。肩の辺りは横方向にも丁寧にかけます。パンツも同様に、ポケットのあたりや膝のあたりを丁寧に、スカートも全体的にホコリを払い落とす感じで上から下に。

三種の神器その一、洋服ブラシ。

私はニットやストールにもブラシをかけます。網目(あみめ)に沿ってかけると毛足が(そろ)い、見た目にも違いが出ますし、毛玉もちょっと出来にくくなります。

 

2.水スプレー
次に登場するのが水を入れたスプレー。スプレーをして干しておくだけでOK、軽い着ジワなら数時間()るしただけで消えます。

 

最初、シワ取り専用スプレーを購入して使っていたのですが、ある時、海外ロケの撮影準備中にシワ取りスプレーを使い切り、苦肉の策で、「まあ何もしないよりいいか」と水をスプレーに入れて使ってみたところ、何と翌朝にはシワが伸びているではありませんか!

 

それ以来、ニットにもパンツにも毎日水スプレーを使っています。シルクや化学繊維など水に弱い繊維には使えないかもしれませんが、コレは旅行先でも使える便利な技ですよね。旅の達人・ひとりっPさん(「ひとりっぷ」の名付け親で「ひとりっぷ」シリーズの著者、福井由美子さん)も、無印良品の携帯スプレーボトルに水を入れたものを旅に常備しているといっています。

水スプレーは、水道水にローズマリーオイルなどをほんの一、二滴加えて使用しています。

私は、東急ハンズあたりで買った使い勝手のよい空のスプレーボトルに、水道水とローズマリーオイルなどをほんの一、二滴入れて使用しています。香りが良くて気分も上がりますし、防虫効果も期待できますね。

 

3.スチーマー
とはいえ、それでも取れない頑固(がんこ)なシワにはやはりスチーマーの出番です。私は、Amazonで買ったティファール(T-fal)のスチーマーを長く愛用中。軽くはないのですが、スチーム量が多く、とにかく丈夫。

3~4年酷使してもまだまだ元気。愛用しているティファールのスチーマー。

スタイリストという仕事柄、今まで何台ものスチーマーを使ってきましたが、私の過酷な使用に耐えきれずどれも約一年で選手交代になってきましたが、このコは違いました。3〜4年酷使してもまだまだ現役です。気になるお値段もコレだけ使えればコスパ良し!! です。

服のお手入れオールスターズ。
上段:左から充電式毛玉取り、エコな毛玉取りブラシ、ニット用ブラシ
下段:左からエチケットブラシ、水のスプレー、コート用かためブラシ、ティファールスチーマー

4.番外編 ハンガー
ハンガーもさんざん買って試して辿り着いたのがコレ。やはりAmazonで買いました。「MAWA すべり落ちないマワハンガー」。10本で2000円くらい、今や家中のハンガー、ほとんどコレです(笑)。

ようやく辿り着いたハンガーです。「MAWA すべり落ちないマワハンガー」。

5.番外編 毛玉取りブラシ

これが必勝毛玉取りブラシです。

写真は充電いらずでエコな毛玉取りブラシです。海外の友人へのプレゼントにも喜ばれています。短くかたい毛足で、毛玉をねこそぎ取ってくれます。うす手のカシミアニットなどのときは充電式毛玉取りを。使い分けています。

 

今回のおまけ 台湾茶でほっと一息、カラフル小物で人生をオーガナイズ

 

今、台湾茶にハマっています。

台湾茶で温まっています。最初はこんな感じ。

以前、一度ハマって、お茶の種類別に急須をそろえていたくらいでした。そのころは主にリーフティーでしたが、近ごろは、かなり高級なお茶でもティーバッグが出てきて、いっそう手軽に台湾茶を楽しめるようになりました。

 

良いお茶の見分け方ですが、リーフティーの時と同じで、お湯で戻したときの茶葉の膨らみ方。良い茶ほど、お湯で大きく開きます。

良いお茶は、茶葉がふっくらと膨らむんですね。写真は2~3杯め。パンパンです。

台湾茶の新しいトレンドとして、阿里山金萱茶(ありさんきんせんちゃ)など(さわ)やかで軽くて香り高いものや、焙煎(ばいせん)した深い香りものもあります。

 
 

たまにはお茶でほっと一息つきつつも、このブログのタイトル通り、日々、色々と混乱していて、スタイリスト・ライターという職業柄、物も半端なく多い私にぴったりのアイテムを、アニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)の新作展示会で発見しました!

 

レーベルド(Labelled)コレクションです。「レーベルド」というコレクションの名前の通り、ポーチには「safe deposit(貴重品入れ)」など、アニヤらしいウイットに富んだラベルが。カラフルな色も春らしい気持ちを上げてくれますよね。

アニヤ・ハインドマーチの新作展示会で見つけたレーベルドコレクションのポーチ。

トラベル用オーガナイザーからはじまったこのシリーズ、旅だけではなく、日常の小物整理にも使い倒したいです。人生って短い旅の連続、っていうか、「人生は旅」ですものね!

カラフル小物で人生をオーガナイズ!

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地曳いく子(じびき・いくこ)プロフィール

地曳いく子(じびき・いくこ)
1959年生まれ。『non・no』をはじめ、『MORE』『SPUR』『Marisol』『eclat』『Oggi』『FRaU』『クロワッサン』などのファッション誌で30年以上のキャリアを誇るスタイリスト。著書に『50歳、おしゃれ元年』『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』『ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo&Don't』『ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK』『おしゃれも人生も映画から』『おしゃれ自由宣言!』など著書多数。槇村さとるさんとの動画連載「BBA(ババア)チャンネル byさとる×いく子」も好評配信中。http://gakugei.shueisha.co.jp/yomimono/bbach/01.html