25.ザ・ローリング・ストーンズの「Living In A Ghost Town」を聴きながら ~こんな 世界に生きる私たち~

お子様参加に眼鏡っ子、リモート会議 ~こんな生活を送っています~

 

家にいる日々が続いています。他の道府県の現状はわかりませんが、過密都市東京のど真ん中に住んでいる私は相変わらずのお(こも)り自粛生活中で、すくなくともGW明けまではこの生活が続くと思います。

 

この数週間、家から出たのは、どうしてもGW明けでは間に合わなくなるスタジオ物撮影1回を除いた、週2~3回の近所のスーパーと、その道すがらマンション下の人気(ひとけ)のない隅田川(すみだがわ)沿いなど。代わり映えのない日々でも、小さな変化はあります。そんな小さな変化を書いてみたいと思います。

ほとんど人がいない隅田川沿いテラス。先に見える橋は朝のテレビによく映る勝鬨橋(かちどきばし)。車の数もお正月並みです。

まず、4月になって変わったことは、対面での打ち合わせが全くなくなったこと。打ち合わせはすべてLINEやメールでやり取りし、会議もZoomアプリで。ビデオカメラをオンにするときは久々にメイクをしてみました。

 

お子様がいる編集者の方は、たまにお子様が会議に参加してきたりして大変だけど面白く、いつもと違うアイディアも出ます。目を触ることでの感染を恐れてか、おうちだから油断しているのか、ほとんどの参加者が眼鏡っ子なのも面白いです。

 

本当に締め切りギリギリで、これだけは不要不急ではないと判断して行ったスタジオ撮影も人数を最少限に絞り、私とカメラマン、そしてカメラマンアシスタントの3名だけ。編集者たちとはLINEで会話、写真確認でやり取り。撮影中は私も離れ、スタジオ隣りの窓を開け放った別室でリモート会議していました。

撮影準備や入稿もリモートで。ベランダで咲いていたチューリップをシャンパングラスに()してテーブルに。

除菌グッズもバッチリ。家から水筒持参、ランチも各自離れていただきました。途中、おやつにアイスクリームをUber Eatsで取り寄せてもらって気分転換もできました(もちろん玄関前に置いてもらいました)。

撮影に持参した水筒や抗菌グッズ。Uber Eatsで取り寄せていただいたアイスクリームで気分転換しながら。

おうちご飯もテイクアウトご飯も

 
 

ずっと家に籠り、気がついたら唯一の楽しみはスーパーに行ったりお取り寄せで、冷蔵庫と冷凍庫が食材でいっぱいになっていました。ちょっと買いすぎてしまったのです。もはや私の楽しみは食欲だけ?(笑)

 

考えたら、お料理するのは好きなのですが、今まで忙しさにかまけていたのと面倒くさいのもあって、かなり外食に頼った生活でした。仕事でちょっと遅くなるとついつい帰り道に何か食べて帰ってしまう。でも、料理は好きだから、スーパーで保存食品や冷凍食品を買い()めてしまう……。外出自粛の今こそ悔い改めて、忘れていたかわいそうな食品たちを救い出すよい機会だと一念発起しました。

 

ある日のランチには、冷凍庫に眠っていた無印良品の冷凍ワンタンを使ってワンタン麺。夜は、ふるさと納税で取り寄せたものの同じく冷凍庫の待機仲間入りをしていた和牛切り落としと、スーパーで目が合ってしまった新じゃがを使って肉じゃがを。

冷凍庫に眠っていた食材を使ったワンタン麺と、最初の日の肉じゃが。

その翌日の朝には、野菜室在庫整理で野菜サンド。夜は、前日の肉じゃがにカレー粉を入れて、和風スープカレーに。出汁(だし)味がきいたお蕎麦(そば)屋さんのカレーみたいで、なかなか美味しかったです!

野菜室一掃野菜サンドと、スコットランドの友人直伝、何も足さないスクランブルエッグ。右は、カレーになった肉じゃがです。

が!自炊に飽きる日が。

 

ちょうどその頃、ユーミンさまがツイッターで「自分の味に飽きました」とテイクアウトデリバリーをとった写真をあげられていて、「あの料理自慢のユーミンさまでさえ!」と思い、その日の晩は、家から徒歩1分の行きつけの立ち飲み日本酒居酒屋で2000円のテイクアウトを奮発しました。

 

フェイスブックの中央区のコミュニティ情報交換ページでテイクアウトを始めたことをチェックし、かなり気になっていたのですが、節約ムードにハマっていたので自粛していたのです。

 

でもユーミンさまに背中を押されテイクアウト解禁! 2000円でちょっと贅沢(ぜいたく)かなと思いましたが、帰宅してお皿に盛ってみたら超豪華! お刺身やホタルイカなど個々に買ったらこの値段ではとても収まりません。引きこもり生活の中、たまにはこんな贅沢もアリかな? と思いました。

 

翌日からは、また自炊生活に戻り、パンまで焼いてしまい、まあこうしてバランスとればいいですよね。

テイクアウト解禁! たまにはこんな贅沢もアリですよね。

みんなが何かを焼き始めている!

 
 

インスタグラムやツイッターを見ていて思ったのですが、私の周りの人たち、みなさん何か焼いている! パンとかケーキとか。

 

特にバナナブレッドは流行(はや)りなの? と思うくらいみなさんハマっていて、私もつい夜中に焼いてしまいました。

 

クックパッドで見つけたレシピなのですが、熟したバナナ2本と卵1個をボールに入れてフォークでよく潰して、そこにホットケーキミックスを150g入れ、混ぜて型に流し込む。180度に温めておいたオーブンで20分くらい焼くと完成の、超簡単バナナブレッドでした。一度に食べきれないときはスライスしてからジップロック®に入れて冷凍すると、1~2週間は美味しくいただけます。

焼くと気持ちが落ち着く? クックパッドで見たレシピのパンと、冷凍して30秒チンしたバナナブレッド。

今回のおまけ 地上波テレビ放送に飽きたら ~私が、今見てよかった2本~

 
 

Netflixで『コンテイジョン』を観よう!

 

2011年に作られた映画ですが「これって予言?」と思えるほど、今の世界を描いています。冒頭、主人公の妻役のグウィネス・パルトローが(せき)をする場面からかなり怖いのですが、救いはあります。今、私たちが家にいる意味も理解できました。ぜひ。

 

Amazonプライムで観られるフィンランド映画『365日のシンプルライフ』もおススメです。

 

一旦、部屋のものをすべて(もちろん衣類まで)倉庫に移し、毎日1点だけ持ち帰り、1年間何も買わないで暮らしてみるというドキュメンタリーです。何もなくなった部屋は美しく、物がない不便、反対に物が()れて重荷になる不便さを考えさせられました。こういう時期に観ると色々考えてしまいますが、観たあと掃除が進みました。

 

毎月2回/水曜日更新

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地曳いく子(じびき・いくこ)プロフィール

地曳いく子(じびき・いくこ)
1959年生まれ。『non・no』をはじめ、『MORE』『SPUR』『Marisol』『eclat』『Oggi』『FRaU』『クロワッサン』などのファッション誌で30年以上のキャリアを誇るスタイリスト。著書に『50歳、おしゃれ元年』『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』『ババア上等! 余計なルールの捨て方 大人のおしゃれDo&Don't』『ババアはつらいよ アラカン・サバイバルBOOK』『おしゃれも人生も映画から』『おしゃれ自由宣言!』など著書多数。槇村さとるさんとの動画連載「BBA(ババア)チャンネル byさとる×いく子」も好評配信中。http://gakugei.shueisha.co.jp/yomimono/bbach/01.html