【新刊】9月26日(木)佐川光晴『昭和40年男 ~オリンポスの家族~』を刊行します。

 

昭和40年生まれの男を主人公に、家族小説の名手・佐川光晴が綴る最新作は、『じゃりン子チエ』や『仮面ライダー』、山口百恵など懐かしの昭和カルチャーとオリンピックを織り込みながら、家族のために奮闘する姿を描いた小説作品です。
 
高度経済成長期に生まれ、大学時代はバブル全盛期、平成不況を経験しながらもどこか楽観的。そんな「昭和40年男」たちも50代。夫婦関係、いじめ、親の介護といった問題に直面しながら、一方で、もう一花咲かせたいという思い──。
文字通り「昭和40年男」である著者が、同世代へのエールとして贈る、心温まる家族小説です。

 

9月26日(木)発売
本体1,600円+税

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昭和40年生まれの山田三男は元体操日本代表選手。かつてはオリンピックでの金メダルを目指していたが、競技中の事故により頸椎を損傷、選手生命を絶たれてしまう。怪我の後遺症のため就職できなかった三男は、現在は主夫をしながら、大手スポーツメーカーの広報部長として家計を支える妻、新体操選手として活躍する長女、注目を集める姉にコンプレックスを抱く次女らを優しく見守っている。三男は自分が果たせなかったオリンピックの夢を娘に託すのだが──。

 
 

【著者プロフィール】
佐川光晴(さがわ・みつはる)
1965年東京都生まれ、茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部卒業。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞受賞。02年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。11年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。19年『駒音高く』で第31回将棋ペンクラブ大賞〔文芸部門〕優秀賞受賞。小説に『生活の設計』『ジャムの空壜』『静かな夜』『おれたちの青空』『おれたちの約束』『おれたちの故郷』『大きくなる日』等、エッセイに『牛を屠る』『主夫になろうよ!』『おいしい育児』等がある。